発売日2019年4月4日
機種 Switch専用ソフト
ジャンル スーパーカードバトルアドベンチャー
穏やかな心を持ちながら楽しくゲームをプレイする普通の一般人・・・・・・
超ゲーマーMEXISSだ!!!!(@mexiss2)
今回はスーパードラゴンボールヒーローズ ワールドミッションのレビュー記事。
ゲームセンター等でよく見かける、ドラゴンボールを題材としたカードを使ったアーケードゲーム。
通称スーパードラゴンボールヒーローズ。
それをSwitchに移植して、ストーリーモード、オンライン対戦、オリジナルカードの作成といった要素を加えたのが本作品だ。
俺はドラゴンボールが大好きだ。
(冒頭の自己紹介を見て気づいた人もいると思うけど笑)
ドラゴンボールヒーローズの存在は知っていたし、かなり気になってはいた。
でも、ゲーセンでカードを集めてプレイするのは大人になってからだとかなりハードルが高いんだ。
周りの目も気になるし、カードを集めるのにかなりお金が掛かりそうだしね・・
そんなモヤモヤしている最中、Switchでドラゴンボールヒーローズが発売された。
これはもう買うしかない!
俺はワクワクしながらこのゲームを購入し、クリアした!
結果・・・・
オラ、ワクワクしたの序盤だけだったぞ・・
- 約1160枚のカードを引く楽しみがあるガチャ!
- 期待してはいけないストーリー
- 「目押し」で全てが決まってしまうゲーム性
ワールドミッションのここが面白いor凄い!
ガチャが楽しい!
スマホゲーでも必ずと言っていい位、当たり前になっているガチャ機能。
スマホゲーを1回でもプレイした事がある人ならガチャの楽しさはご存知のはず。
このゲームでは最初から全1160枚のカードが排出対象のガチャを楽しむ事ができる。
そして、ガチャをすると出てくるのはカッコよくデザインされたドラゴンボールのキャラカード。
1160枚のカード全てに3Dモデルが存在し、それぞれの必殺技まで備えているんだ。
例えば、こんなキャラまで使う事が出来る。
- バビディ
- マイ
- プイプイ
- ムラサキ曹長
- ブージン
こんなキャラ達まで戦闘に参加させられるって凄くないか?
これが楽しくない訳がない!
ガチャは正義!
ストーリーモードを進めていけば、鬼の様にガチャを引く機会が与えられるから、
ガチャを引けないストレスというのも皆無だ。
ガチャを引くというのがこのゲームの最大の楽しみかもしれない。
序盤がワクワクする!
序盤はシステムを理解するのに時間が掛かるけど、ガチャ&デッキを組むのが楽しすぎて、苦には感じなかった。
ストーリーをクリアする→何回かガチャを引く→
ガチャで出たカードをデッキに組み込む→ストーリーでそのデッキを使う。
このシンプルな流れが最高に面白かったんだ!
これ神ゲー決定だわ!(笑)
と気持ちが高ぶったものだ。
そして、ストーリーで登場する敵は原作を完全無視した様な無茶苦茶な設定だけど、それがまた突っ込み所が多すぎて逆に面白い。
例えば、
- サイヤ人編のベジータがスーパーサイヤ人3に変身
- セルが進化して 超巨大なカマキリの様な姿に変身
- 魔人ブウがジャネンバとダーブラを吸収しちゃう
- ブロリーがスーパーサイヤ人4に変身して尚且つ洗脳される
- 第1形態のフリーザが超1星龍に勝ってしまう
ハチャメチャにも程がある
原作ファンからしたら見るに耐えない内容だけど、ギャグというかネタとして楽しむ分には面白い。
序盤は次はどんなふざけた敵が出てくるのか楽しみながら進められた。
ボリュームが凄い
このゲームはボリュームが凄い!
ストーリーモードをクリアするだけでも20時間は掛かる。
(細かいミッション等、完璧にクリアしようと思うとそれ以上)
更にアーケード版のミッションを楽しめるモード、オリジナルカードを作成するモードもあり、オンライン対戦までできるんだ。
オフでも十分過ぎるボリュームだけど、オンラインでもイベントや大会等盛りだくさん。
そして、全1160枚のカードをコンプリートしようと思えば運にもよるが莫大な時間が掛かるのは間違いない。
このゲームにハマった人であれば1年中楽しめるのではないか?と思える程の大ボリュームだ。
ワールドミッションのここがつまらないorいまいち!
ネタでしかないストーリー
このゲームはストーリーに期待してはいけない。
序盤こそ、無茶苦茶な展開でも、
おいおい、それはふざけ過ぎだろ~(笑)
と笑って見過ごせたけど、そのまま盛り上がるシーンも無く、中盤当たりからは
・・・・・。
こんな感じで真顔でプレイする事になった。
無茶苦茶な展開も最初は楽しめるけど、それがずっと続くと流石にしんどい。
かなりツッコミ所のあるシーンを1つ紹介する。
ブロリーが仲間に攻撃をして倒す。
あるキャラが怒ってスーパーサイヤ人に覚醒!
ざわざわする悟空、ベジータ、トランクス。
そこでブロリーがスーパーサイヤ人の状態からパワーを開放してスーパーサイヤ人3に!
いざ、戦闘へ!
盛り上がってる所悪いけど、隣に3段階も上のスーパーサイヤ人4の悟空とベジータがいて、相手もスーパーサイヤ人3なんだけど・・・
こんな状況で今更スーパーサイヤ人に覚醒されても盛り上がる訳がないだろ!(笑)
せめて、ブロリーはスーパーサイヤ人のままにしておかないと・・・
・・・・でも普通に苦戦するブロリー。(なんでやねん)
もうパワーバランスが崩壊しすぎ・・。
ツッコむ事が大好きな人ならこのストーリーはピッタリ!
絶え間なくツッコミ所を提供してくれるはずだ!
すぐに強いキャラが揃ってしまう
このゲームでは、最初から全てのカードをガチャで入手する事ができる。
ガチャができる回数も非常に多く、運が良ければストーリーの最後まで余裕でクリアできる最強デッキが序盤で作れてしまう。
最初はカードが揃ってなくて、戦闘が長引いてたりしたけど、試行錯誤しながらデッキを組むのが楽しかった。
でも中盤位になると強力なカードも揃い始め、どの相手も1ターンで葬りさるデッキを作れてしまったんだ。
そこからこのゲームは作業ゲーに変わってしまった。
強力な敵も1ターンでおしまい。
相手のスキルによって苦戦する事はあれど、遅くても2ターン目には勝利していた。
この最強デッキを作ってからは、ガチャを引く楽しみとデッキを組む楽しさも薄くなった。
どれだけいいカード引いても既に完成されてるしなぁ~
序盤の楽しみが薄れていったんだ・・
最強デッキを使わず縛りプレイをすれば良いんじゃない?
確かにそうだけど、俺は1ターンで勝てるデッキがあるのにわざわざ縛りプレイをするという気にはならなかった。
最初から全てのカードが対象ではなく、徐々に引けるカードが増えていくシステムなら俺も最後までこのゲームを楽しめたかもしれない。
しかし、最強デッキが出来ても柔軟に色々なデッキを試すのが好きなプレイヤーなら、これは問題にはならない。
むしろ、序盤から色々なカードを試せて楽しめそうだ。
この点はプレイヤーによってかなり評価の分かれる所だと思う。
チャージインパクトゲー
このゲームではチャージインパクトと呼ばれるシステムが勝敗を大きく左右する。
*上の画像に表示されているメーターの事
左右に動くメーターを押してどちらがゲージMAXまで近づけたのかを競うシステムだ。
相手に攻撃する時、相手に攻撃される時、どちらの場合でも必ず発生する。
自分のキャラが必殺技が発動できる状態でこのチャージインパクトに勝利すると必殺技が発動。
失敗すると、必殺技が発動せず。
このシステムは相手も同様だ。
つまり、このチャージインパクトで負けなければ、必殺技は撃ち放題かつ、相手の必殺技を受ける事もない。
チャージインパクトを制する者がこのゲームを制す
だけどよく考えて欲しい。
このメーターを目押しするというミニゲームの様な物で勝敗が決まってしまって面白いのか?
上にも書いた最強デッキで戦っても、相手にこのチャージインパクトで負けるとなると成す術がない。
必殺技も出せないし、相手の必殺技は喰らいまくるというサンドバッグ状態だ
しかも、ストーリーの終盤に出てくる強敵は必ずと言っていい程にチャージインパクトを超早くするスキルを使ってきやがるんだ!(笑)
人の目では目押しできないレベルのスピードになるから、運ゲー乙って感じだったよ・・
このゲームはあまりにもチャージインパクトゲー過ぎる。
終盤の強敵が全員チャージインパクトのスピードを速めてくる事でしか、強さを示せないのがその証拠だと思う。
まとめ
©バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
©BANDAI
©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
俺がこのゲームを最高に楽しめたのは序盤だけだった。
その後は最強デッキを作り、盛り上がらないストーリーを進める作業ゲーになってしまった。
とはいえ、元からヒーローズが好きな人か、最強デッキができても他のデッキを組む事を楽しめる人にとっては神ゲーになってもおかしくない。
収録されているカードの量も莫大だし、遊べるモードも豊富だ。
ヒーローズに興味あるけど中々ゲーセンでやるのはなぁ~
と踏みとどまっていた人も、間違いなくやる価値がある。
モヤモヤしている位なら買った方がいい。
ゲーセンでプレイする敷居の高さも無いし、ドラゴンボール好きなら1度はヒーローズがどんな物かプレイしたいと思うだろう。
このゲームは俺にとってあまり良い評価にはならなかったけれど、
ヒーローズをプレイする機会を与えてくれた事には感謝している。
このゲームが無かったら、ヒーローズを体験できないままずっとモヤモヤしていたはずだ。
それに、序盤は本当に楽しめた。
序盤は楽しかったぞ!フリーザーー!!
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