ゲーマーMEXISSのセーブデータ

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【RDR2】クリア後の評価・レビュー 「リアル」としての素晴らしさVS「ゲーム」としてのつまらなさ

 

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芸術作品なのか、ゲームなのか

 Rockstar Games, Inc. ©2005-18. Rockstar Games、Red Dead Redemption

機種 PS4

発売日 2018年10月26日

ジャンル アクションアドベンチャー

 

 

とっくにご存知なんだろう?

穏やかな心を持ちながら楽しくゲームをプレイする普通の一般人・・・・・・

 

超ゲーマーMEXISSだ!!!!(@mexiss2)

 

今回は

レッドデッドリデンプション2 通称RDR2

のレビュー記事。

 

*ストーリーの核心を突くネタバレは無いが流れや全体については語るので、それを知りたくない方はご注意下さい。

 

筆者のプレイ状況

  • ストーリモードクリア
  • サイドミッションは8割
  • やり込みは無し
  • 前作未プレイ
  • ゲームを完全にやり込んでコンプリートする「ヘビーユーザー」よりとりあえずクリアする「ライトユーザー」寄り

 

 

面白いオープンワールドゲームは何かないかな?

 

 とネットで探していた所

 

これは史上最高のゲームだ!

日本人には合わない!

 

 という両論が繰り広げれていたのが気になって買ったゲームだ。

 

RDR2をクリアした今。

 

正直、このゲームが面白かったのかつまらなかったのかが良く分からない。

 

 面白かったというよりかは「素晴らしかった」という感情の方が近いかな。

 

 俺のこのゲームに対する評価はでもでもない。

 

「リアル」としての素晴らしさの賛

       と

「ゲーム」としてのつまらなさの否

 

そのどちらも充分に体験させてもらったからだ。

 

このゲームを評価するのは非常~~~に難しい!

 

でも・・・

 

RDR2は超大作だ。これは間違いない。

 

*忙しい人の為の最速3行レビュー!

  • 史上最高のオープンワールドの「質」!
  • とても遊びきれない程の大ボリューム!
  • 徹底されたリアルさ故に削ぎ落とされたゲーム性。

 

 

 RDR2のここがすごいor面白い!

 「ゲームも遂にここまで来たか」と思わせるオープンワールドの作りこみ

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もう芸術と言っていい

 Rockstar Games, Inc. ©2005-18. Rockstar Games、Red Dead Redemption

RDR2で何が1番凄いの?

 と聞かれたら、やはり圧倒的に作りこまれたリアルなオープンワールドと答える。

移動するだけで感動できる

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このズボっ!と入る感覚は最早現実のそれと変わらない

 Rockstar Games, Inc. ©2005-18. Rockstar Games、Red Dead Redemption

ゲームを開始してすぐに雪山を移動する事になるんだけど、その雪山を移動している時の雪に足がズボっ!と入る感じが見事に再現されていて「ここまでリアルなのか」と感動させられた。

雪の上を歩くというたったそれだけの事なのにゲームの進化を感じられて感動してしまったんだ。

 

オープンワールドのゲームで有名なHORIZONでも雪の上を進む事はあるけどここまでの感動はなかったと思う。

 

もちろん、雪山を移動する時だけじゃない。

 

朝日を浴びながら馬で駆けたり、超精細に作られた街を移動している時もこのゲームは常に「すげ~な!現実じゃん!」という感情を感じさせてくれるんだ。

動物の「剥ぎ取り」へのこだわりが尋常ではない! 

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こんな熊も綺麗に剥ぎ取る

 Rockstar Games, Inc. ©2005-18. Rockstar Games、Red Dead Redemption

 RDR2は「剥ぎ取り」も本気で作りこんである。

 

鹿を倒したとしよう。

普通のゲームならそのまま鹿は消える。

 

もしくは剥ぎ取ってる風に見せる。

鹿の姿に何も変化はないが、しっかりと素材は入手できてるといった感じだろう。

 

一方RDR2。

倒した鹿のお腹にナイフを突き刺し、一気に鹿の全身の皮を剥ぎ取っていく!

剥ぎ取った後にその場に残るのは剥ぎ取られて全身の肉が丸見えの鹿の姿。

RDR2では剥ぎ取りのシーンをカットせずに全てをありのまま見せてくれるんだ。(全ての動物に対して)

うわ~グロくない?

確かに俺も最初はありのままに剥ぎ取るシーンに目を背けたくなったよ(笑) 

 

でも考えてみて欲しい!

 

現実で鹿を剥ぎ取るフリをして何か手に入れる事は出来るのか?

 

実際に鹿を解体する作業をしなくては何も手に入れることは出来ないはずだ。

 

そこのシーンを省かないからこそRDR2は徹底的に「リアル」なんだ。

ストーリーが映画級!

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中盤以降に本領を発揮する

 Rockstar Games, Inc. ©2005-18. Rockstar Games、Red Dead Redemption

 RDR2をプレイしていて中盤まではストーリーに面白さを感じなかった。(理由は後術する)

 

しかし、中盤以降はまるで別のゲームかの如くストーリーは盛り上がっていく!

 

予測できない展開、荒れに荒れまくる仲間同士、葛藤する主人公。

 

中盤までは

どいつもこいつもクレイジーな野郎ばっかりでなんだかな~ 

と思っていた俺も中盤以降は

どいつもこいつもしっかり信念持ってやがる・・!

と感情移入がとてもしやすくなっていた。 

 

 そして衝撃の結末・・・・

 

プレイして確かめてくれ!

RDR2のここがいまいちorつまらない!

 中盤までのストーリーは感情移入できない

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こいつは誰で、あいつは誰だ?

  Rockstar Games, Inc. ©2005-18. Rockstar Games、Red Dead Redemption

 ゲームを始めて、仲間に関する情報や一体どういう奴なのかも何も教えてもらえない。

主人公に関する事でさえも。

 

分かるのは「こいつがこのギャング達のボスで主人公はこのボスの側近だ」という事位だった。

 

捕らえられた仲間を助けに行くぞっていうシーンがある。

 

その仲間がどうして捕まっているのか、自分達にとってどういう存在なのか詳しく分からないままミッションをさせられる。

 

ミッションに成功。

 

無事に仲間を助けられた。

 

ギャング達のキャンプに戻る。

 

ギャング達「うわ~○○が戻ってきたぞ~宴をするぞ~!」

朝まで酒を飲んで歌ってみんな実に楽しそうだ!

 

 一方の俺はというと・・

・・・楽しそうだな~

終始、知らない人物に内輪ネタを聞かされている様な気分だったんだ。

 

 それもそのはず。

 

全く情報が分からない人同士の宴を見せられても感情移入できるはずもない。

 

RDR2の序盤は仲間に対する情報が圧倒的に少ない!

 

仲間とミッションに向かっている最中も昔話をしたりするのだけど、俺は終始

?? 

てな感じで話に入り込めないことが実に多く、仲間だけではなく主人公に対してさえも愛着が湧かなかった。

 

このままゲームクリアまで進んでいったとしたら俺はクソゲーの烙印をRDR2に押す所だったが中盤で見事に盛り返してくれた。 

 金の使い道がない

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宝の持ち腐れ・・

Rockstar Games, Inc. ©2005-18. Rockstar Games、Red Dead Redemption

 序盤はキャンプを拡張させる為に金をどうにかして稼ぐ楽しさがあった。

 

動物を狩って売ったり、倒したギャング達を片っ端から漁って金を奪ったりと「キャンプを拡張させるぞ」という目標の為に金を稼ぐのが楽しかったし、やり応えがあったんだ。

 

しかし、ストーリーを進めていくと莫大な金が手に入る。

キャンプを拡張しきっても大量に余る程に。

 

それでは他にお金の使い道はないのか?

 

武器の購入や馬の購入等がある。

 

でもそれでも金は余りに余る。

 

お金の使い道がないって事はお金稼ぎに繋がる事柄に対しても意義を見出せなくなるという事だ。

サイドミッションをクリアしてお金を手に入れても「貰っても使い道ないしな・・

とむなしかった。 

 

 俺はいつしか動物狩り、ギャングの持ち物を漁るといった「楽しみ」も辞めていた。

主人公の成長を感じれない

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現実に忠実ではあるが・・

 Rockstar Games, Inc. ©2005-18. Rockstar Games、Red Dead Redemption

 RDR2で主人公が成長するステータスは、体力、スタミナ、デッドアイの3つのみ。

 

*デッドアイとは銃撃戦の時に発動すると敵の動きがスローモーションとなり、狙いやすくなるというシステム。

成長するとこのデッドアイを使用できる時間が長くなる。

 

この3つが成長する事によって確かに戦闘はいくらか楽になる。

 

なのだが、そもそもRDR2の戦闘は「かなり簡単」なんだ。

 

何回か失敗する事はあっても、長時間詰まる所はない様な易しい難易度設定になっている。

 

成長する3つの要素は全部この戦闘に関するものだ。

 

戦闘で負ける事がほとんどない為、成長を感じ取ることが出来ない。

 

ミッションをクリアしていっても手に入るのは「お金」ばかりで、どれだけクリアをしようとも「強くなっている」という成長は感じられない。

 (主人公のメンタルと髭は確実に成長しているが(笑)

 

ゲームにおいては主人公の「強くなってる感」は大事な要素のはず。

 

 RDR2では主人公が物語の中で「内面が成長してる」のは感じとれる。

 

 しかし、他にも

進めていく毎に「凄い!成長してる!」と目に見える要素を増やして欲しかった・・ 

 まとめ

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賛否両論ではあるが・・

Rockstar Games, Inc. ©2005-18. Rockstar Games、Red Dead Redemption

いまいちな点として挙げた「お金の使い道」「成長要素」の2つの点については仕方ないと思っている。

 

現実で考えれば、 当時のアメリカにおいてお金で他に何が買えただろうか?と考えると納得がいく。

成長要素においても、主人公に超人的な能力を与えられたり、アクションの幅が広がってしまったらそれはもう「リアル」からかけ離れることになる。

 

RDR2は圧倒的に「リアル」を追求した。

 

その結果「ゲーム」としてつまらなくなる部分も出た。

 

万人に「絶対面白いからやって!」と薦められるゲームではない。

 

でも万人に「絶対にすげー!ってなるからやって!」と薦められるゲームだ!

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